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けいこかふぇ こどものおへやだよ
けいこかふぇ オーナー けいこのひとりごと
2006/11/1
3-4. きれいにたたんだ産着

残念な形でおうちに帰っていく子もいます。
そんな時は、看護師はエンゼルケアというものを行います。

ある晩、手術を頑張り抜いた果てに、お空に帰っていったこどもがいました。
真夜中、空いていた個室にICUから移って、パパとママはその赤ちゃんとようやく3人の時間を持つことができました。
おうちに帰るにも服がなく、(何しろすべてが急だったのです)
せめて何かできないものか・・・と私はリネンの棚から真新しいやさしい手触りの産着を探し出し、
そして新しくてきれいなタオルケットをおくるみにしました。
赤ちゃんはママの腕の中にしっかり抱っこされて、大事に大事におうちに帰って行きました。

ここでは病院で産着を用意していて、こどもたちはそれを着て毎日1回、また汚れるたび、汗をかくたびに着替えさせていたのですが
なにしろ、何度も洗濯しているうちに生地が薄くなったものもあれば
くすんで、脇の リボンが取れかかっているものもある。
そんな産着で、大事な赤ちゃんをおうちに帰すわけにはいかないと思ったのです。

あとでそのママが「お世話になりました」とその産着をもってこられたそうです。
きれいに洗ってたたまれた産着。ママはどんな気持ちでそれをお洗濯して、たたんだのだろう。

今度生まれてくるときは楽しいことがたくさん、ママとパパといっぱい遊べるように生まれておいで。

 
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