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けいこかふぇ オーナー けいこのひとりごと
2006/11/1
3-1. マスクの下

風邪が大流行だった冬のある時期、一人のママが大きなマスクをしていました。
別にママは風邪なんかひいていなかったのです。
でも外から自分が変な風邪を持ってきちゃいけない、と思って
頑なにマスクをしていたのだそうです。

「マスクをしたほうがよいのかどうか・・・」
真剣に考えている様子だったので、ママにはこう言いました。
「ママの顔をみることができるのは、1日のうち面会のたった4時間。
毎日大きな白いマスクに隠されたママをみるよりは、
マスクをとって笑顔のママをいっぱい見たほうが
きっと嬉しいと思います・・・」

待ちに待って、ようやく、やっと授かったこどもが
ある日健診で病気が指摘されたとき
そのママの悲しみはとてつもなく深いものだった。
だから、ママは自分にできることがあれば何でもやりたいと思っていた。

それが痛いほど伝わってくるだけに
マスクの下に隠されていたのはママの苦悩だったのかもしれない。

 
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